糖尿病内科
糖尿病内科
「糖尿病」は世界的には「Diabetes」と呼ばれています。それをカタカナにしたものが「ダイアベティス」です。
詳しくは、JADEC(日本糖尿病協会)(関西電力病院 総長 清野裕先生が理事長をされています)のホームページ(下記リンク)をご覧いただけましたら幸いです。
「口渇、多飲・多尿、体重減少」の3つが典型的な症状です。つまり、「のどが渇く、たくさん水分を飲む、たくさんおしっこが出る、ダイエットもしていないのに体重が減る」ということです。
しかし、これらは著しい高血糖にならないと症状として現れないので、自覚症状はないものの既に糖尿病の状態であることも非常に多いです。
血糖値は食事の有無や時間帯によって、一日の中でも大きく変動します。よって、血液検査でのワンポイントの血糖値だけをみて、普段の糖尿病の具合をじゅうぶんに判断することはできません。
そこで、普段の血糖推移の状態を表す指標として、HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)という数値が用いられます。血液検査でわかります。これによって、過去2か月間程度の血糖推移がわかります。ちなみに、直前の食事の影響は全く受けません(=食前採血でも食後採血でもHbA1cの値は変わりません)。
糖尿病の診断は、このHbA1cと血糖値を用いて行われます。HbA1c 6.5%以上、空腹時血糖値 126mg/dL以上、随時血糖値 200mg/dL以上が基準ですが、複数の組み合わせで診断されます。
(日本糖尿病協会ホームページより引用)
「神経障害、網膜症、腎症」の3つが糖尿病の合併症です。これらを防ぐことが糖尿病を治療する最も大切な目的です。
▶日本糖尿病協会のホームページにわかりやすい説明がありますのでご覧ください。
「食事療法、運動療法、薬物療法」の3つが治療です。これはみなさん共通です。
しかし、病型(なにが原因か)、病態(どんな状態か)によって、適切な治療方法は大きく変わってきます。
また、治療目標(どのくらいのHbA1c、血糖値を目指すか)についても、一人ひとりの状態をみて柔軟に考える必要があります。
▶日本糖尿病協会や日本糖尿病学会(1型糖尿病はどのように治療するのか?)(2型糖尿病はどのように治療するのか?)のホームページにわかりやすい説明がありますのでご覧ください。